コーヒーを毎日飲むという人は少なくありません。
一方で、健康に気を使って糖質を意識した生活をしている人も多いはず。
普段よく飲むものだからこそ「コーヒーにはどのくらい糖質があるのだろうか」と疑問を持っている人もたくさんいることでしょう。
そこで本記事では、コーヒーに含まれている糖質の量やコーヒーに加えて楽しむものの糖質について紹介します。
糖質が気になる人はこの記事を読めば、コーヒーの糖質を抑えて美味しくコーヒーを飲めますよ。
糖質とは炭水化物から食物繊維を引いたもの
糖質について聞いたことはあっても具体的にどのような成分なのかわからない人もいるでしょう。
炭水化物と糖質の違いがよくわからないという人もいるはずです。
糖質と食物繊維を足すと炭水化物になります。
炭水化物から食物繊維を引いたら糖質になります。
例えば、ブラックコーヒーの場合は食物繊維がほとんど含まれていません。
そのため、炭水化物と糖質はほとんど同じと言えます。
しかし、コーヒーの種類によっては食物繊維が含まれているものもあります。
コーヒーによっては、炭水化物と糖質は同じではないので注意しましょう。
1日の糖質摂取量の目安
1日の糖質摂取量の目安は、男性は243g・女性は203gと言われています。
ダイエットをしている人や糖質制限を行なっている人の場合は、1日あたり90g〜150gが理想です。
厳しい糖質制限を行なっている人の場合は1日あたり60g以下が目安ですが、無理のない範囲で行うことが重要だとされています。
コーヒーの糖質はどのくらい?
コーヒーに含まれている糖質の量について解説します。
糖質の量は、ブラックコーヒーやインスタントコーヒーなどコーヒーの種類によって違いがあります。
ここでは、以下の種類のそれぞれのコーヒーに含まれている糖質の量について解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブラックコーヒーの糖質
まず、ブラックコーヒー100mlあたりの糖質は0.7gです。
ブラックコーヒーに含まれている糖質は僅かな量です。
そのため、糖質制限をしている人やダイエット中の人でも飲みやすいでしょう。
例えば、白ごはん1杯に含まれている糖質は約55gです。
ブラックコーヒーの糖質の少なさがわかるでしょう。
インスタントコーヒーの糖質
インスタントコーヒー1杯あたり2gの顆粒を使用すると考えると、1杯あたりに含まれている糖質の目安は約1gです。
インスタントコーヒーもブラックコーヒーと同様に少ない糖質量です。
特に気にすることなく飲めますね。
缶コーヒーの糖質
缶コーヒーに含まれる糖質は、加えられている乳成分や糖分などによって違いがあります。
以下では、具体的な缶コーヒーの一例を挙げて含まれている糖質について紹介します。
名称 | 糖質 |
ボス ホームエスプレッソ ラテミックス | 65.1g |
ジョージア マックスコーヒー | 49g |
ジョージア 贅沢生クリーム | 44.5g |
ボス とろけるカフェオレ | 44.5g |
小岩井 ミルクとコーヒー | 40g |
ブラックコーヒーやインスタントコーヒーと比べると糖質が多いので、要注意。
缶コーヒーを飲む際は、意識して糖質の量をチェックしてみると良いでしょう。
コーヒーに入れる様々な糖質
ブラックコーヒーであれば、含まれている糖質の量はとても少ないです。
ただし、ブラックコーヒー自体の糖質が少なくても、入れるものによっては糖質が高くなることも。
砂糖やミルク・コーヒーフレッシュなどを加えて飲む場合には、大幅に糖質が増えてしまうので注意が必要です。
この項目では、コーヒーに加えるさまざまな糖質について紹介します。
砂糖やミルクを入れると糖質を増やしてしまう原因となるので、事前にどれくらいの糖質があるのかを知っておきましょう。
順番に見ていきます。
砂糖の糖質
砂糖は名前に「糖」が入るだけあって、ほとんどが糖質です。
例えば、10gの砂糖をコーヒーに加えると糖質も10g増えることになります。
コーヒーに加えることが多いスティックシュガーの場合は、含まれている糖質の量は1本あたり約3gです。
ブラックコーヒー自体の糖質の量は少ないですが、砂糖を加えると糖質が多くなってしまうので注意したほうが良いでしょう。
砂糖の量を控えめにしたり、たまにはブラックコーヒーでも飲んでみたり、工夫することをオススメします。
ミルクの糖質
ミルクの糖質は、100gあたり4.8gです。
ミルクと砂糖を加えると10g近くの糖質をプラスすることになるので、糖質が気になる人は注意が必要でしょう。
ちなみに、豆乳に含まれている糖質は100gあたりで約4.5gです。
豆乳はカロリーや糖質が少ないイメージがあるかもしれませんが、ミルクと大きな差はありません。
コーヒーフレッシュの糖質
コーヒーに加えることの多いコーヒーフレッシュに含まれている糖質は、100gで約3.7gです。
コーヒーフレッシュ1個が5mlとすると、糖質は約0.2gです。
ブラックコーヒーにコーヒーフレッシュを1個か2個入れる程度だと、合計の糖質は少なめでしょう。
また、粉末タイプのコーヒーフレッシュは3gで糖質が約1.7gと少し多めです。
ブラックコーヒーはダイエット効果が期待できる
ブラックコーヒーは糖質が少ないためダイエット向きと言えるでしょう。
他にも、コーヒーにはダイエットに嬉しい効果があるのでオススメです。
以下のようなダイエット効果がコーヒーにはあります。
- 脂肪分解・脂肪燃焼を促す
- 血行を良くして代謝を高める
コーヒーに含まれているカフェインとクロロゲン酸は、脂肪分解や脂肪燃焼を促す効果があります。
また、カフェインには血行を促進する効果もあるので代謝を高めてくれるでしょう。
コーヒーを飲む時は、ホットで飲むことで体を温めて基礎代謝が高まり痩せやすい体になるといわれていますよ。
糖質が気になる人ははちみつを入れよう
ブラックコーヒーは糖質が少ないので、砂糖を加えずに飲むことで糖質を抑えることができます。
しかし、コーヒーには甘さを加えて飲みたいという人は、はちみつを入れることがおすすめです。
砂糖やミルクを加えると糖質が多くなる原因になってしまいます。
一方で、はちみつに含まれている糖質は100gあたり約79.7gです。
砂糖やミルクと比べると少ない糖質なので、砂糖を加えるよりも糖質を抑えることができるでしょう。
まとめ
ブラックコーヒーに含まれている糖質は僅かな量です。
ただし、ブラックコーヒーに砂糖やミルクを加えると糖質が多くなってしまうので注意が必要です。
また、缶コーヒーを普段からよく飲んでいる人もいるでしょう。
缶コーヒーはブラックコーヒーと比べると糖質が多く含まれているものが多いです。
そのため、糖質が気になる人やダイエット中の人は缶コーヒーを控えた方が良いでしょう。
コーヒーには甘さが欲しいという人は、砂糖よりも糖質が低めのはちみつを加えることがおすすめです。