「この豆で何杯分いれられるの?」
「いつも味が薄い気がする…豆が少ないのかな?」
コーヒーの味わいを左右する大事な要素のひとつが、「豆の量」です。
自分好みの味を出すには、適切なグラム数を知ることが第一歩。
この記事では、基本の豆の量の目安から、濃さの調整方法、淹れ方別の違い、豆の保存方法のポイントまでをわかりやすくご紹介します。
基本の目安:1杯に使うコーヒー豆の量は?
一般的な目安:10g前後(1杯=約120〜150ml)
ドリップ式・フレンチプレスなどでよく使われるのがこの目安です。
カップ数 | 豆の量(目安) |
1杯分 | 約10g |
2杯分 | 約18〜20g |
3杯分 | 約27〜30g |
この分量で淹れると、バランスのとれた「中濃」仕上がりになります。
味の濃さを調整したい場合は?
濃くしたい場合
→ 1杯12〜13g程度まで増やす
(苦味やコクが強くなり、ミルクとの相性◎)
薄くしたい場合
→ 1杯8g程度に
(すっきりとした味わいに。アイスコーヒーにも)
豆の挽き目(細かさ)や、お湯の温度・抽出時間とのバランスも調整ポイントになります。
抽出方法別の豆の量の目安
抽出方法別の豆の量の目安も見ておきましょう。
▶ ハンドドリップ
基本:10g(中挽き)
ポイント:湯を少しずつ注ぐことで、味を引き出せる
▶ フレンチプレス
基本:1杯あたり12g(粗挽き)
ポイント:しっかりした味わいに仕上がるので豆は多めが◎
▶ エスプレッソ
基本:1ショット約7〜9g(極細挽き)
ポイント:少ない量で濃厚に抽出されるため、専用の量と挽き方が必要
▶ コールドブリュー(水出し)
基本:豆60g:水1L(粗挽き)
ポイント:長時間抽出するため、豆の量は多めに
豆の計り方と便利グッズ
豆はキッチンスケールを使えば正確に計れます。
デジタルスケールがあると、1g単位で調整できてブレがないのでおすすめです。
一方で、コーヒー専用スプーン(1杯=10g)を使えば、手軽に計量可能。
ただし、豆の大きさや焙煎度により誤差が出るため、できればスケール併用が◎。
コーヒー豆の保存と使い切り目安
開封後は2週間〜1か月以内に使い切るのがベストです。
保存は密閉容器+冷暗所で行いましょう。
香り重視なら、できるだけ小分けで購入するのがおすすめです。
使う量がわかると、「この豆、あと何杯分あるな」と予測できて便利。
つい買いすぎてしまう人も、日々の消費量が見えるようになります。
まとめ
コーヒーのおいしさは、「豆の量」に始まり、「豆の量」で決まるといっても過言ではありません。
- 基本は1杯10gを目安に
- 好みに応じて量を増減
- 抽出方法によって必要量が変わる
- スケールを使ってブレのない味を楽しもう
たった1gの違いでも、味の印象は大きく変わるのがコーヒーの奥深さ。
あなた好みの一杯に出会うために、まずは豆の量から見直してみるのもおすすめです。