ウバ茶とはどんな紅茶?美味しい淹れ方やピッタリな飲み方を紹介!

ウバは、セイロンティーの1つで世界三大銘茶にも数えられています。

また、爽快感があり飲むとスーッとすることが特徴ですが、ウバ茶を飲みにくいと話す人も珍しくありません。

しかし、美味しい飲み方を知れば、お気に入りの紅茶になる可能性は高いです。

今回はウバ茶の基本的な事柄やおすすめの飲み方、合うフードについてご紹介します。

ちょっと個性的なウバ茶、ぜひ一度ティータイムに取り入れてみてください。

目次

ウバとはどんな紅茶?

ウバは、セイロンティーの中でも個性的な紅茶として知られている種類です。

また、インドのダージリン、中国のキームンと並んで世界3大銘茶の1つでもあります。

しっかりとしたコクと鋭い渋みがあり、赤みが強いオレンジ色が特徴です。

旬の時期のウバは、透明度の高い水色でキラキラ輝いているように見えるでしょう。

また、カップにウバを注ぐとゴールデンリングという金の輪が現れて視覚的にも楽しめるのがポイント。

ちなみに、ウバには渋みを感じる成分であるタンニンが他の紅茶よりも多く含まれています。

そのため、タンニンによる風邪の予防やダイエット効果、コレステロールの抑制、新陳代謝の促進にも期待できるでしょう。

ウバは若々しい爽やかな香り

ウバには、他の紅茶にはない独特の爽やかな香りがあります。

メントールのような清涼感があり、バラや鈴蘭の甘い花のような香りも。

ウバの爽やかな香りとは、具体的には以下の3つの要素で表現できます。

  • メントールを思わせるすがすがしい香り
  • 緑茶のような青味のある香り
  • キレの良いすっきりとした香り

ウバ茶は、飲む前から飲んだ後までずっと爽やかさが続く紅茶です。

リフレッシュしたいときにはピッタリだと言えるでしょう。

ウバの旬の時期は7〜8月頃

ウバは、1年を通して収穫されていますが、その中でも旬の時期は7〜8月頃となっています。

一般的な紅茶は、クオリティシーズンに収穫された茶葉の方が品質が良いです。

その中でも、ウバは特に顕著に品質の差が大きくなります。

収穫時期や、茶園、年度、ロットによっても香りが大きく違うのです。

クオリティシーズンに収穫されたウバは爽やかな独特な風味があるので、特に人気があります。

ウバの価格は幅広い

クオリティシーズンに収穫されたウバは、バラや鈴蘭のような花の香りと、甘い刺激的な香りが混じった「ウバフレーバー」が作り出されます。

そのため、旬のウバには高値がつく場合が多いです。

しかし、ウバは1年を通して収穫されているので価格が幅広くなっています

50gあたり700円前後で売られている場合が多く、ウバは比較的高価な紅茶です。

(※紅茶の茶葉についてもっと詳しく知りたい方は「紅茶の種類や特徴の産地別まとめ!好みの茶葉を見つけたい方は必見!」を読んでみてください。)

ウバ茶のおいしい淹れ方は蒸らし時間がポイント!

ウバはキレの良い渋みのあることで、飲みにくいと感じる人も多い紅茶です。

しかし、上手に淹れることで喉越しの良い爽やかな風味を感じることができます。

上手に淹れるポイントは、飲み方によって蒸らし時間を変えることです。

ここでは、ウバ茶のおいしい淹れ方についてご紹介します。

蒸らし時間を変えておいしく飲もう

ウバをおいしく淹れる場合は、ストレートで飲む場合とミルクティーで飲む場合、ティーバッグで飲む場合とリーフティーで飲む場合でポイントが異なります。

ティーバッグのウバを淹れる際のポイントは、ストレートの場合は蒸らし時間は1分、ミルクティーで飲む場合は蒸らし時間は2分がおすすめです。

そして、リーフティーのウバを淹れる際のポイントは、ストレートの場合は蒸らし時間は2分、ミルクティーの場合は蒸らし時間は3分がおすすめです。

また、リーフティーで淹れる場合は、300mlのお湯に茶葉は6gで約2杯分です。

ウバ茶のおすすめの飲み方3選

ウバは、緑茶のような渋みを強く感じやすい紅茶なので飲み方を工夫する人も多いです。

バラや鈴蘭のような香りがするので、ストレートで飲めば香りと渋みを楽しむことができます。

一方で、華やかで甘みがある独特の香りが苦手という人は、ミルクティーやアイスティーで飲むことも。

ウバにはコクがあるので、ミルクティーにすることでまろやかになります。

また、アイスティーにすれば個性が抑えられ飲みやすくなるはずです。

それぞれの飲み方について、順番に見ておきましょう。

水色の美しさを堪能できるストレートティー

砂糖もミルクもない淹れたての熱いままで味わうストレートティーは、ウバの渋みや香りをしっかりと味わうことができます。

ウバは、濃いオレンジ色の水色が魅力の紅茶です。

そのため、ストレートで飲むことで、紅茶の色も堪能できます。

また、旬で品質の高いウバは紅茶を淹れたときにゴールデンリングができるので、美しく神秘的な見た目も楽しめるでしょう。

ミルクの風味が引き立つミルクティー

ウバはミルクティーにして飲むのも人気です。

優しいミルクの味わいとウバ独特の香りが混ざり合い、他のミルクティーにはない個性的なミルクティーになります。

ウバの紅茶自体が味の濃い紅茶なので、ミルクを足しても味が負けることはありません。

また、ウバの渋みをまろやかにしてくれるので、ストレートだと渋みが強いという人はミルクティーにすることで飲みやすくなるでしょう。

飲んだ後の口残りも良いので、上品なミルクティーだと感じる人も多いです。

ただし、ミルクティーにして飲むときは、ストレートで飲む場合よりも濃く淹れないと味が薄くなってしまうので、濃いめに淹れることで芳醇な香りを楽しめます。

メントール系の香りが引き立つアイスティー

アイスティーで爽やかな香りを楽しむのも良いでしょう。

ウバは渋みの成分であるタンニンが多く含まれている紅茶です。

タンニンが多い紅茶は、ホットティーを作って氷を加える方法でアイスティーにすると白く濁りやすいので気をつけなければなりません。

ウバの場合、水出しで作るアイスティーがおすすめです。

水出しでアイスティーを淹れると、香りが少し抑えられ、メントールの香りはより引き立つようになります

ウバの茶葉に悩んだらブロークン・オレンジペコがオススメ!

ウバの茶葉を選ぶときは、ブロークン・オレンジペコがおすすめです。

紅茶の茶葉には、ブロークン・ファイニングズ・ダストという種類があります。

そのままの状態の茶葉をホールリーフと呼びますが、ブロークンは需要が最も多い茶葉です。

ファイニングズは、ブロークンよりも小さい茶葉で、ダストはより細かくされた茶葉です。

また、茶葉は摘まれる箇所によっても違いがあります。

ウバの場合は、上から2番目の茶葉部分であるオレンジペコがおすすめです。

オレンジペコは、濃い水色でコクがあり、芳醇な香りが特徴です。

ウバ茶と合わせるのにピッタリなフード

渋みのあるウバは、油分の多いお菓子やスイーツと相性が良いです。

渋みのもとになっているタンニンは、油分を分解する効果があります。

そのため、ウバと油分の多いお菓子やスイーツを組み合わせると、口の中をさっぱりと保つことができるでしょう。

例えば、以下のような食べ物はウバ茶に最適です。

  • チーズを使ったスイーツ
  • 味の濃いチョコレート

ウバにぴったりなおすすめフードについて見ておきましょう。

チーズを使ったスイーツ

ウバは、どっしりとした濃厚なチーズケーキなど、チーズを使ったスイーツと相性が良いです。

味や香りが強く主張の強いことが特徴の紅茶なので、濃い味のスイーツと合います。

ウバは濃厚なチーズケーキにも負けないくらいに濃厚な味わいなので、他の紅茶では物足りなく感じる人にもおすすめです。

味の濃いチョコレート

チョコレートは油分の多い食べ物なので、ウバとぴったりです。

チョコレートの油っぽさと甘味が、ウバを飲むことで口の中がリセットされます。

また、ウバの渋みも和らぐため、お互いの良い所を引き出すことができる組み合わせです。

まとめ

ウバはセイロンティーの中でも個性的な香りがあることが特徴です。

メントールのようなすがすがしい香りと、キレの良い渋みのある紅茶なので、ストレートで飲むことでウバの後味を楽しむことができるでしょう。

ミルクティーやアイスティーも人気なので、ぜひ試してみてください。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる