サバラガムワとはどんな紅茶?おいしい飲み方や合うフードを紹介!

サバラガムワとは、甘く、少し若葉のような香りがするのが特徴の紅茶です。

近年、セイロンティーの5つの産地に新しく加えられた紅茶の1つなので、詳しく知らないという人も珍しくありません。

また、ルフナとの違いがわからないという人も多いです。

そこで、今回はサバラガムワの特徴やおいしい飲み方などについてご紹介します。

新たなセイロンティーを知って、今までよりも幅広い紅茶選びを楽しみましょう

目次

サバラガムワとはどんな紅茶?

サバラガムワとは、セイロンティーの産地に新たに加わったローグロウンティーです。

場所としては、スリランカの南部で栽培されています。

サバラガムワはすっきりとした味わいで、キャラメルのような甘い香りとコクが特徴的です。

ほろ苦さのある味わいで、パンのような甘い香りと例えられることもあります。

実は、サバラガムワは以前はルフナとして出荷されていた紅茶です。

2000年代に入ると茶葉生産量が急激に増え、スリランカでは広大なルフナの生産地が南北に分割されました。

ルフナを南北に分けて、南をルフナ、北をサバラガムワとして出荷されるようになったのです。

産地が分割されたことで、より地域に特化して安定した茶葉が供給されるようになりました。

サバラガムワとルフナの違い

バラガムワは、元々はルフナとして出荷されてしました。

ルフナエリアの北部がサバラガムワで、南部がルフナとされています。

しかし、明確に「ここから上がサバラガムワで、ここから下はルフナ」のように違いがあるわけではありません。

風味の違いによって分けられたので、エリアによる具体的な違いはないのです。

品質は安定しているが2〜4月が高品質

サバラガムワは、近くで栽培されているルフナと同じように、品質の高いクオリティーシーズンは2月~4月です。

しかし、サバラガムワは、クオリティーシーズン以外の時期でも極端に品質が落ちることはありません。

したがって、1年を通して安定した品質の紅茶を飲むことができます。

(※紅茶の茶葉についてもっと詳しく知りたい方は「紅茶の種類や特徴の産地別まとめ!好みの茶葉を見つけたい方は必見!」を読んでみてください。)

以上、サバラガムワの基礎的なことを解説しました。

ここからは、サバラガムワのおいしい飲み方を見ていきます。

サバラガムワのおいしい飲み方

サバラガムワは、ほろ苦さがあり奥行きのある味を感じることができる紅茶です。

ここでは、サバラガムワのおいしい飲み方についてご紹介します。

  1. コクのあるミルクティー
  2. 華やいだ香りのストレートティー

それぞれについて、順番に見ていきましょう。

コクのあるミルクティー

悩んだら、ミルクティーにして飲むのがおすすめです。

サバラガムワは独特の苦味がある紅茶なので、ミルクを足すことで苦味がコクに変わっておいしく飲むことができます

後味にビターな感じが残り、全体的に奥行きのあるミルクティーになるはずです。

サバラガムワを淹れてみて、ちょっと苦味が強いと感じるときや、蒸らしすぎてしまったというときにはミルクティーにすると良いでしょう。

華やいだ香りのストレートティー

ルフナと比べるとスモーキーさが少なく、飲みやすい紅茶なのでストレートで飲むこともおすすめです。

ストレートで飲むと、サバラガムワの華やいだ香りを感じることができます。

サバラガムワの、パンのような香ばしく若葉のような香りを楽しむことができるでしょう。

おいしい飲み方がわかったところで、淹れ方のコツも確認しておきます。

サバラガムワの淹れ方のコツ

サバラガムワは、紅茶の基本的な淹れ方と大きな違いはありません。

茶葉やお湯の量に気を配れば美味しく淹れられるでしょう。

ただ、サバラガムワは濃く煮出せるので、ミルクティーにするときは濃いめに煮出しをするなど、自分の好みで調整できます。

  1. 茶葉やお湯の量に気を配る
  2. 好みに合わせて濃く煮出す

それぞれについて、順番に見ていきましょう。

茶葉やお湯の量に気を配る

お湯の量は350ccで、サバラガムワ大さじ1と2/3杯がちょうど良いです。

そうすれば、ティーカップ約2杯分がおいしくできます。

サバラガムワの茶葉は、OPタイプや、CTC製法など細かいものが主流です。

サバラガムワを淹れるときは、まずはポットを温めます。

お湯を淹れてから一回捨てて、茶葉をティーポットに入れましょう。

そこに、熱湯を勢いよく注いで茶葉をジャンピングされることで、均一に茶葉から抽出されます。

好みに合わせて濃く煮出す

サバラガムワは、濃く煮出せるので、自分の好みに合わせて調整することができます。

濃い味が好きなら、時間をかけて淹れてみてください。

ミルクティーにするときは、長めに蒸らすと良いでしょう。

しかし、長い時間蒸らしすぎてしまうと、苦味が強くなってしまうので注意が必要です。

以上、サバラガムワの淹れ方のコツでした。

最後にサバラガムワにぴったりな食べ物も見ておきましょう。

サバラガムワにぴったりなおすすめフード

サバラガムワに合うのは、以下のような食べ物です。

  1. ジャムを合わせたスコーン
  2. ドライフルーツが入ったパウンドケーキ

紅茶を飲むときは、一緒に食べるお菓子やスイーツも重要です。

それぞれについて、順番に見ていきましょう。

ジャムを合わせたスコーン

サバラガムワに合わせるお菓子は、ジャムを合わせたスコーンがおすすめです。

スコーンの小麦の風味やジャムの甘さが、サバラガムワのほろ苦さと相性抜群となっています。

ドライフルーツが入ったパウンドケーキ

レーズンなどのドライフルーツが入ったパウンドケーキも、サバラガムワと一緒に食べるときのおすすめスイーツです。

サバラガムワの濃厚なコクと甘み、香ばしさは、控えめな味のパウンドケーキとぴったりでしょう。

まとめ

サバラガムワとは、スリランカのルフナエリアを南北に分けたときの北側の地域の紅茶です。

セイロンティーの産地は5つでしたが、新しい銘柄としてサバラガムワが加わりました。

ほろ苦さがある紅茶なので、ミルクと合わせて奥行きのあるビターなミルクティーとして飲むのが人気です。

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