ケニアとはどんな紅茶?人気の飲み方や合わせやすいフードも紹介!

紅茶と聞くと、スリランカのウバや、インドのダージリンなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

実は、ケニアでも紅茶の生産が盛で生産量は世界第2位なんです。

しかし、ケニアの紅茶を飲んだことがない人もまだまだ珍しくありません。

そこで今回はケニアの紅茶についてご紹介します。

スッキリしているのにマイルドなケニアの紅茶をぜひティータイムに取り入れてみてください。

目次

ケニアはフレッシュな味わいが特徴の紅茶

ケニアの紅茶は、マイルドな味わいの中に、すっきりとした渋みがあることが特徴です。

おだやかなコクがあり、香りは強くなくほんのりと甘みがあります。

色は明るい赤褐色です。

しっかりとした味わいがありますが、後味はフレッシュですっきりとしています。

クセが少ない紅茶なので、紅茶に慣れていない人でも飲みやすいでしょう。

ケニアの紅茶が生産され始めたのは20世紀になってからと、他の紅茶と比べると浅い歴史です。

紅茶に詳しいイギリス人技術者が、ケニアにやってきて紅茶の栽培に成功したことがきっかけで、ケニアでの紅茶栽培が盛んになりました。

1924年頃から、インドやスリランカに次ぐ紅茶の生産地として、ウガンダ・タンザニア・マラウイ・モザンビークなどの農園で紅茶の生産が活発になったのです。

ケニアが生産されている場所

ケニアが生産されている茶園は、標高1,700m〜2,200mという高地にあります。

赤道直下に位置しているため年間を通して安定して気温が高いため、紅茶の栽培に適した環境です。

紅茶の栽培が同じように盛んなスリランカやインドよりも、早いサイクルで紅茶を摘むことができます。

ケニアの紅茶は摘み取っても1 〜2週間後には新しい茶葉を摘むことができるので、ケニアは紅茶の量産に適した地域です。

大量に摘み取ることができ、スリランカやインドの紅茶と比べると知名度が低いため、リーズナブルな価格で販売されています。

ちなみに、地域によって大きな品質の差がないので、すべてケニアと呼ばれているのも特徴です。

ケニアのクオリティーシーズン

ケニアのクオリティーシーズンは、1月末〜2月、7月〜9月の2回あります。

クオリティーシーズンとは、1年間の中で茶葉が最も美味しく摘める時期のことです。

しかし、ケニアは年間を通して安定した品質の紅茶を味わうことができるので、クオリティーシーズン以外の時期の紅茶もそこまで大きな差はありません。

クオリティーシーズンのケニアは、特にコクと香りが強いという特徴があります。

ケニアが作られるCTC製法

ケニアの茶葉は、ほとんどがCTC製法で作られています。

CTC製法とは、茶葉を丸い粒状に丸める加工のことです。

「CTC」は、crush(押しつぶす)tear(引き裂く)curl(丸める)の略となっています。

茶葉を丸くすることで、紅茶を入れた際にお湯に触れる表面積が増えるため、抽出時間が短くてもしっかりと濃い味が出ます。

ケニアの紅茶といえば、CTC製法で作られたコロコロとした茶葉がおなじみです。

(※紅茶の茶葉についてもっと詳しく知りたい方は「紅茶の種類や特徴の産地別まとめ!好みの茶葉を見つけたい方は必見!」を読んでみてください。)

ケニアのおいしい淹れ方

ケニアの茶葉を購入したら、おいしく味わいたいですよね。

紅茶を淹れる際は、ストレートで飲むのか、ミルクティーで飲むのかによって抽出時間を変えることがポイントです。

また、茶葉の種類によっては粒の大きさに違いがあるので、粒の大きな茶葉の場合は、抽出時間を少し長めにしてみましょう。

ここでは、ケニアのおいしい淹れ方についてティーバッグとリーフティーでそれぞれ解説します。

ティーバッグの淹れ方

ティーバッグの場合は、ストレートで飲むなら抽出時間は1分、ミルクティーで飲むなら抽出時間は2分が良いでしょう。

ティーバッグで紅茶を淹れる際は、ティーバッグの形を整えてしっかりと沸騰させたお湯を使います。

お湯を入れたカップにティーバッグをそっと入れて、蓋をして蒸らすことが大切です。

少し工夫をすることで、紅茶の香りが増して味わい深くなります。

リーフティーの淹れ方

300ml程度の容量のティーポットで2杯分の紅茶を淹れることができます。

茶葉の量は6g(小さじ2杯)が良いです。

ストレートで飲むなら抽出時間は1分半、ミルクティーで飲むなら抽出時間は3分が良いでしょう。

ケニアの人気な飲み方3選

ケニアは、インドで生産されているアッサムの交配種です。

アッサムといえば、ミルクティーとして飲まれることの多い紅茶なので、同じくケニアもミルクティーで飲むのが人気です。

また、ケニアはコクや渋みが少なくクセの少ない紅茶なので、ストレートやレモンティーなどどんな飲み方も合います

マイルドなミルクティー

マイルドな渋みのあるケニアは、ミルクティーによく合います。

濃いめに煮出したケニアにたっぷりのミルクを加えることで、あっさりとした渋みの少ないミルクティーになります。

ケニアは、ダージリンやアッサムと比べると知名度の低い紅茶ですが、ミルクとの相性が良いのでミルクティーが好きならぜひお試しください。

あっさりとしたストレートティー

ケニアはクセが少ない紅茶なので、ストレートで飲むことであっさりとした紅茶になります。

そのため、紅茶初心者の人でも飲みやすいです。

また、スライスしたレモンを浮かべてレモンティーにしてもピッタリ。

ケニアの茶葉は、価格がリーズナブルなので、簡単にストレートティーにしてどんなシーンでも気軽に飲めます。

スパイスを効かせたミルクティー

スパイスと合わせてスパイスミルクティーとして飲むのも人気です。

スパイスミルクティーの作り方は、ケニアの茶葉をミルクと水で煮出して、そこにカルダモンやシナモンを合わせることで完成します。

カルダモンとシナモンは、香辛料店で購入できます。

また、生の生姜を刻んだり、すり下ろしたりしたものを合わせるのも良いです。

ケニアに合う3つのフード

ケニアは、生産量が多く知名度がそこまで高くはないことから、茶葉の価格が抑えられています。

また、ケニアはおだやかなコクがあり、あっさりとした後味の紅茶なので、さまざまな料理と合うのが嬉しいポイント。

1日飲んでいても飽きない紅茶です。

最後にケニアに合うフードについてご紹介します。

シフォンケーキ

マイルドな渋みのあるケニアは、シフォンケーキと相性が良いです。

スッキリしたストレートティーや、優しい味わいのミルクティーとの組み合わせが人気です。

ジンジャークッキー

ケニアは、スパイスを加えても美味しく飲める紅茶です。

そこで、スパイスのきいたジンジャークッキーとの組み合わせもピッタリです。

ハンバーガーやサンドイッチ

ハンバーガーやサンドイッチのようなしっかりとした味を持つ食事にもぴったりです。

ケニアをストレートで入れて一緒に飲むことで、食事の後味をすっきりとさせてくれます。

まとめ

ケニアの紅茶は、マイルドな渋みとおだやかなコクが特徴です。

渋みやコクは強くないので、比較的飲みやすい紅茶でしょう。

ケニアはまだ日本ではそこまで知名度が高くなく、よく紅茶を飲む人でも知らないかもしれません。

しかし、ストレートティーからミルクティーまで幅広く楽しめるので、ぜひ一度お試しください。

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