キーマンについてお調べですね。
キーマンは、中国で作られている紅茶で世界三大紅茶の1つです。
世界中で人気のあるキーマンですが、飲んだことがない人も珍しくありません。
そこで今回はキーマンの特徴やおすすめの飲み方、おいしく淹れる方法、人気の茶葉などについてご紹介します。
普段のティータイムにキーマンを取り入れて、素敵な香りを楽しみましょう。
キーマンは世界三大紅茶の1つ
キーマンは、中国の祁門県(きもんけん)で作られている紅茶です。
ウバ・ダージリンと並んで世界三大紅茶の1つに数えられています。
キーモン・キームンと呼ばれることもあります。
ここでは、キーマンの産地や特徴、旬の時期についてご紹介します。
キーマンは多湿で気温が低いエリア
キーマンは、中国安徽省(あんきしょう)の祁門県(きもんけん)で作られている紅茶です。
山岳地帯にある茶園は、お茶が育つのに十分な雨が降り、多湿で気温が高いことが特徴のエリアです。
多湿で気温が低い地域は、強い香りと芳醇な味を作るための重要な要素となっています。
キーマンは渋みが少なくスモーキーな香り
キーマンは、スモーキーな香りと花のような甘い香りがします。
上質なキーマンは、紅茶を作った後の茶葉からも香りがするほど強い香りを持つことが特徴です。
この香りは、「キームン香」と呼ばれています。
マイルドでまろやかな味わいを楽しむことができ、他の紅茶と比べると渋さが少なめです。
また、キーマンは8つの等級に分けられています。
- 特貢
- 貢茶
- 礼茶
- 特茗
- 特級
- 一級
- 二級
- 三級
特貢と貢茶は非常に希少で高価なので、政府高官や国賓へ贈られる紅茶としてよく用いられます。
日本で購入できるキーマンは特茗以下の等級がほとんどです。
上質なものほど茶葉は黒く小さめで茶葉の撚りが強くなり、香りや味わいにも違いが出ます。
キーマン独特のオリエンタルな雰囲気は、インドやスリランカの紅茶にはない特徴で、ヨーロッパでよく飲まれている紅茶です。
キーマンの旬の時期
キーマンの収穫時期は4月〜8月です。
クオリティーシーズンは8月で、この時期に収穫されるキーマンは最高級品だとされています。
通年で収穫される紅茶もある一方で、キーマンの収穫時期は短いです。
そのため、生産量が少なく、高級感があります。
贈り物として購入されることも多いキーマンは、紅茶の専門店や通販などで購入可能です。
(※紅茶の茶葉についてもっと詳しく知りたい方は「紅茶の種類や特徴の産地別まとめ!好みの茶葉を見つけたい方は必見!」を読んでみてください。)
キーマンのおすすめの飲み方
キーマンは、香りが強くすっきりとした後味が特徴です。
そのため、ストレートでも飲みやすいでしょう。
また、渋みが少ないのでミルクティーにして飲むのも人気です。
ここでは、キーマンのおすすめの飲み方についてご紹介します。
ストレートティー
キーマンは、花のような甘い香りと果物のような甘さが特徴です。
また、色は明るく澄んだ褐色です。
そのため、ストレートで飲むことで香りと水色を楽しみながら飲むことができるでしょう。
本日の紅茶情報です
(今日はキーマンをストレートで) pic.twitter.com/blGE8u6Rqp— スイヘキtech (@suiheki_robocon) September 20, 2020
ストレートで飲むと、中国茶やほうじ茶のような味わいになり、独特な燻したような香りを楽しめます。
キーマンは含まれているタンニンが少ないので、アイスティーにしても濁りにくいのもポイントです。
ミルクティー
キーマンは渋みが少なくコクが強いので、ミルクティーにするのも人気です。
濃く出したキーマンにミルクを足して飲むことで、香りを感じながら柔らかい舌触りを味わえます。
熱したミルクで紅茶を入れるロイヤルミルクティーは、濃厚なミルクティーが好きな人におすすめです。
キーマンをおいしく淹れる方法
300ml程度の容量のティーポットを使って、2杯分の紅茶を入れられます。
300mlに対して、茶葉の量は6g程度(小さじ2杯)がちょうど良いでしょう。
ストレートで飲む場合の蒸らし時間は3分程度です。
ミルクティーにして飲む場合は、8g程度の茶葉を使って4分程度蒸らすと美味しく飲めます。
キーマンの人気な茶葉4選
世界中で飲まれているキーマンには、収穫される時期によって風味が変わったり、等級によって特徴に違いがあったりします。
紅茶の専門店ではたくさんの種類があるので、どれを買えば良いのかわからないこともあるでしょう。
そこで、ここではキーマンの人気な茶葉をご紹介します。
通販サイトで購入できるものもあるので、近くに紅茶の専門店がない人や気軽に買いたい人にもピッタリです。
祁門紅茶茶葉 50g
祁門紅茶茶葉は、スモーキーな香りが少なく爽やかで飲みやすくなっていることが特徴です。
花のような甘い香りが強く、キーマンらしさのある紅茶を楽しめます。
また、コクが強いのでストレートで飲むこともおすすめですが、ミルクを足してミルクティーにして飲むのも良いでしょう。
茶葉名 | 祁門紅茶茶葉 50g |
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キームンエクストラ 100g
キームンエクストラは、上質な茶葉を厳選しているのが特徴です。
上品な香りが特徴で、雑味のない爽やかな味を楽しめます。
後味はさっぱりとしているので、食事のあとやデザートと一緒に飲むのがおすすめです。
茶葉名 | キームンエクストラ 100g |
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キーマンティー缶入 50g
キーマンティー缶入は、まろやかで深い風味を楽しめる紅茶です。
茶葉は大きく引き締まっていることが特徴で、茶葉の入った缶は上品な印象のデザインなので贈り物としてもぴったりでしょう。
湿気にくいので、いつでも新鮮な紅茶を飲むことができます。
茶葉名 | キーマンティー缶入 50g |
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ロンネフェルト社キーマン 100g
ロンネフェルト社キーマンは、高品質な茶葉を厳選しています。
上品な甘い香りと軽い口当たりが特徴の紅茶です。
すっきりとした味わいながら、ほのかな甘みを感じられます。
ロンネフェルトは180年の歴史がある伝統的な企業なので、紅茶が好きな人へのプレゼントにも最適です。
茶葉名 | ロンネフェルト社キーマン 100g |
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キーマンに合う食べ物
キーマンは、香り・渋み・コクなどのバランスが良い紅茶です。
そのため、特に相性の悪い食べ物はなく、どんな食事にも合います。
最後に、ドライフルーツ系やチーズ系など、キーマンに合う食べ物について見ておきましょう。
ドライフルーツを使ったフード
キーマンはフルーツとの相性も良く、ドライフルーツを使ったフードと合います。
フルーツケーキやドライフルーツを入れたパンなどと一緒に飲むと良いでしょう。
お茶の話もしとかないとアカウントの本懐忘れそう。
雲悠茶房さんのキーマンを淹れましたよっと。勿論明後日の予行演習です。
やっぱり渋み抑えめでどこか慣れ親しんだような味で飲みやすいなあ。またナッツやドライフルーツとの相性の良いこと…。教え子たち喜んで飲んでくれるかな? pic.twitter.com/8zrpKOxxUg— 弾正 (@miwa_no_yama) November 15, 2017
また、ラム酒やブランデーに浸けたドライフルーツもピッタリです。
他にも、ベリーなど酸味のあるフルーツと合わせることでキーマンの味が引き立ちます。
チーズを使ったフード
キーマンはスモーキーな少しクセのある香りが特徴なので、合わせるフードも少しクセがあっても大丈夫です。
チーズを使ったサンドイッチやチーズケーキがよく合います。
先日頂いたキーマンと、チーズケーキを合わせました。
蒸らしている時点で、独特のスモーキーな香り。
キーマンらしさが分かりやすい茶葉を選ぶというのも、お店で提供する紅茶ならではの工夫なのかな、すごいです。
店主さんのおかげで「スモーキー」が分かるようになりました!#茶好連 pic.twitter.com/YjjpMMBP9v
— 銀猫 (@gin_neko6) September 6, 2017
濃厚でミルキーなチーズケーキと一緒にキーマンを合わせれば、まろやかに味わうことができます。
キーマンは旨みの強いフードなので、塩味のある食べ物とも相性抜群。
キーマンだけで飲むとクセを感じる場合も、ベイクドチーズケーキやチーズが入ったサンドイッチと一緒に飲むことで、後味をさっぱりとさせてくれます。
まとめ
キーマンは、中国の紅茶で世界三大紅茶の1つに数えられている紅茶です。
世界中で人気のある紅茶で、特にイギリスでは高い人気を誇っています。
また、渋みが少なく甘い花のような香りがして、濃厚な味わいを楽しめることが特徴です。