アッサムとはどんな紅茶?特徴やおすすめの飲み方を紹介!

アッサムという紅茶についてお調べですね。

インドの北東部にあるアッサム地方で作られている紅茶です。

コクがあり甘みの強い味わいが特徴ですが、飲んだことがないという人も少なくありません。

そこで今回はアッサムの特徴や人気な飲み方などについて紹介します。

人気なアッサムをティータイムに取り入れて、甘みやコクに癒やされましょう

目次

アッサムはインドで作られる甘みとコクの強い紅茶

アッサムはインドのアッサム地方で生産されている紅茶です。

アッサム地方はインドの北東部にあり、ブラマプトラ河流域に広がるアッサム平原は世界最大の紅茶産地となっています。

世界有数の雨量が多い地域で、紅茶の栽培に適した気候に恵まれた土地です。

甘みが強くコクがあることが特徴で、色は濃い茶褐色で澄んだ色をしています。

また、香りはサツマイモや栗のように甘くて芳潤。

強いコクがありますが柔らかな渋みのある紅茶として人気があり、他の紅茶と比べると濃厚な風味なのでミルクティー向きです。

アッサムのクオリティーシーズン

アッサムの収穫に適した時期は年に3回あります。

3〜4月に収穫されるアッサムはファーストフラッシュと呼ばれるもの。

ファーストフラッシュは、渋みが少なくあっさりとしたコクで特徴が弱めのアッサムです。

5月〜6月に収穫されるアッサムはセカンドフラッシュと呼ばれています。

セカンドフラッシュのものは、旨味を感じる渋みと濃厚なコクとスモーキーさのある香りが特徴。

セカンドフラッシュのアッサムが最良品とされており、一般的に発売されているアッサムはセカンドフラッシュを使っていることが多いです。

10月に収穫されるアッサムはオータムナルと呼ばれています。

重厚で強い渋みと濃厚なコクがあり、さらっとした爽やかな後味が特徴ですが、オータムナルのアッサムはあまり出回っていません。

アッサムの茶葉はCTC製法が多い

アッサムの茶葉はCTCという製法で加工されたものが多く、9割ほどがCTC製法です。

CTC製法の茶葉は丸くコロコロとして細かくなっています

ミルクティーにして飲む人が多いので、紅茶がより濃い味になるように茶葉を細かくしているのです。

CTC製法にすることで、茶葉の抽出時間を短くできるというメリットがあります。

アッサムとダージリンの違い

アッサムはダージリンと比較されることが多いです。

ダージリンも同じくインドで生産されている紅茶ですが、味は対照的。

あっさりとした味で香りが強いダージリンは、ストレートティーで飲むのが良いでしょう。

アッサムはミルクティーにして飲むのがおすすめですが、ダージリンをミルクティーにすると渋みが目立つことがあります。

(※紅茶の茶葉についてもっと詳しく知りたい方は「紅茶の種類や特徴の産地別まとめ!好みの茶葉を見つけたい方は必見!」を読んでみてください。)

アッサムの人気な飲み方3選

アッサムはミルクティーにして飲む人が多いですが、ストレートでも美味しく飲めます。

ここでは、アッサムの人気な飲み方について紹介します。

飲み方1.ストレートティー

アッサムはストレートでも美味しく飲めます。

ストレートならアッサムの強いコクとともに甘みを感じることができるでしょう。

ただし、アイスティーを作るとクリームダウンと呼ばれる白く濁ってしまう現象が起きやすいです。

飲んでも問題はありませんがせっかくのアッサムの美しい水色が濁ってしまうので、アイスで飲む場合は水出しで飲むことがおすすめです。

飲み方2.ミルクティー

ストレートのコクや渋みが強いと感じる人はミルクティーがピッタリです。

ミルクティーならセカンドフラッシュのアッサムを使うと良いでしょう。

濃いめに煮出しをすることでミルクを入れても香りやコクが失われずに飲めます。

CTC製法で作られた茶葉を使うことでより味の濃い紅茶になるはずです。

飲み方3.バニラアイスとアッサムのアフォガード

アフォガードのように、バニラアイスにアッサムをかけて食べるのもおすすめです。

アッサムのコクや渋さとバニラアイスの甘みが合わさって、食べ進めると食感や温度が変わるのが楽しめます。

アッサムをかけるタイミングで味わいが変わるので飽きない味です。

アッサムの淹れ方は?茶葉の種類や飲み方別の方法

アッサムはCTC製法の茶葉がほとんどですが、リーフタイプの茶葉もあります。

CTCとリーフタイプの、それぞれの淹れ方を紹介します。

また、ミルクティーやアップルティーの淹れ方も紹介するので、さまざまな味わい方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

淹れ方1.CTCのアッサムの淹れ方

  1. ティーポットにお湯を入れて温める
  2. ティーポットに茶葉6〜8gを入れて熱湯300ccを注ぐ
  3. 1分半ほど蒸らす
  4. ポットの茶葉を軽くかき混ぜて茶こしを使いながらカップに注ぐ

CTCは短い蒸らし時間でも紅茶を煮出せます。

ストレートで飲む場合は蒸らし時間は1分半程度で良いでしょう。

淹れ方2.リーフティーのアッサムの淹れ方

  1. ティーポットにお湯を入れて温める
  2. ティーポットに茶葉6gを入れて熱湯300ccを注ぐ
  3. 3分ほど蒸らす
  4. ポットの茶葉を軽くかき混ぜて茶こしを使いながらカップに注ぐ

クォリティーシーズンに収穫されるアッサムはリーフタイプで上質なものが多いです。

ストレートで味わうことで、芳醇な香りと甘み、コクなどをしっかりと感じることができます

淹れ方3.ミルクティーの淹れ方

  1. ティーポットにお湯を入れて温める
  2. ティーポットに茶葉6〜8gを入れて熱湯300ccを注ぐ
  3. 4分ほど蒸らす
  4. ポットの茶葉を軽くかき混ぜて茶こしを使いながらカップに注ぐ
  5. ミルクと砂糖を加えて完成

ミルクティーにする場合は、蒸らし時間は4分ほどにして濃い紅茶にしましょう

使うミルクは低温殺菌のミルクを使うことで臭みが少ないミルクティーになります。

淹れ方4.煮出しミルクティーの淹れ方

  1. 鍋に作る予定の量の半分よりも少し多めの水を沸かす
  2. 茶葉を5gほど入れて弱火にする
  3. 3分程度煮る
  4. 作る予定の量の半分くらいの量のミルクを加える
  5. 沸騰する前に火を止める
  6. 蓋をして3分ほど蒸らす
  7. 茶こしで茶葉を取り除いてカップに注いだら完成

煮出しミルクティーにする場合は、茶葉はティーバッグを使うと簡単に作れます。

煮出しにすることで、より濃厚で深みのある味わいになります

淹れ方5.アップルティーの淹れ方

  1. りんごをいちょう切りにする
  2. アッサムのストレートティーを作る
  3. りんごをポットに入れてお湯を入れて捨てる
  4. アッサムをポットに注いで30分ほど蒸らす
  5. カップに注いではちみつを混ぜて完成

アッサムはミルクと相性が良いですが、りんごやはちみつとも相性が良いです。

カップに注いだらはちみつで好みの甘さにしてみましょう。

アッサムと相性の良い食べ物

アッサムは栗やサツマイモのような甘い香りがします。

そのため、モンブランやスイートポテトのような栗やサツマイモを使ったスイーツに合います。

また、カスタードや生クリームを使ったスイーツとも相性が良いです。

ミルクを使ったスイーツとも相性が良いので、バターがメインのお菓子と一緒に飲むのも人気です。

クッキーやケーキと合わせても良いでしょう。

アッサムと合わせることで、お菓子を食べた後味をさっぱりとさせてくれます

アッサムには身体に嬉しい効能がたくさん!

アッサムには身体に嬉しい効能が少なくありません。

  • 美容効果
  • 生活習慣病の予防
  • 骨粗しょう症の予防
  • ストレスの緩和
  • むくみ対策やデトックス効果
  • 虫歯や口臭の予防
  • ダイエット効果
  • 抗菌・抗ウイルス作用

他の紅茶に比べるとアッサムはタンニンが1.5倍多く含まれています。

タンニンにはシミやくすみを防いだり、メラニンの増殖や沈着を防いだりしてくれる効果があります。

また、アッサムサポニンという成分があるおかげで、血流の改善や体内の活性酸素の減少も期待できるのが特徴です。

テアフラビンという成分も含まれていて、骨粗しょう症の予防に有効と言われています。

まとめ

アッサムとは濃厚な味わいが特徴のインドで作られている紅茶です。

濃い味の紅茶なので、ミルクを加えてミルクティーにしても紅茶の味をしっかりと感じられるでしょう。

また、アッサムは他の紅茶と比べるとタンニンが多く含まれているので、身体に良い効果が期待できます。

ぜひ一度、ティータイムにアッサムを取り入れてみてください。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる