突然の来客やちょっとしたおもてなしの場面、「お茶やお菓子ってどうやって出せばいいの?」と迷うことはありませんか?
せっかくの訪問だからこそ、気持ちよく過ごしてもらいたい。でも堅苦しすぎるのも、気をつかわせそう。
この記事では、来客時に好印象を与えるお茶とお菓子の出し方を、初心者でも実践しやすい形でご紹介します。ちょっとした気配りが、温かい印象を残しますよ。
まず気をつけたい来客時の基本マナー
来客時に大切なのは、相手を心地よく迎える姿勢です。
高価な茶器や特別なお菓子はなくても、丁寧な所作が何よりのおもてなしになります。
最低限おさえておきたいポイントは以下の3つです。
- 清潔感:茶器・トレイ・菓子皿は必ずきれいにしておく
- 順番:お茶より先にお菓子を出す
- タイミング:座って落ち着いてから出す
「とりあえずこれだけ押さえればOK」という気持ちで構いません。
まずは基本の3点をおさえておきましょう!
来客時のお茶の種類はどう選ぶ?
来客時のお茶に正解はありませんが、シーンに応じて選ぶのがスマートです。
シーン | おすすめの茶 |
仕事関係・丁寧な印象に | 煎茶、玉露 |
カジュアルな会話に | ほうじ茶、番茶 |
甘いお菓子と一緒に | 抹茶、玄米茶 |
夏場や暑い日 | 冷茶、水出し煎茶 |
※ カフェインを気にする方がいる場合は、ほうじ茶や麦茶も安心です。
来客時のお菓子はどう選ぶ?季節感も大切に
お菓子は「必ず必要」というわけではありませんが、ちょっと添えると心遣いが伝わりやすくなります。
基本の選び方は次の通りです。
- 季節感を意識(春:桜餅、夏:水羊羹、秋:栗菓子、冬:最中など)する
- 手を汚さず食べやすいものにする
- 個包装または一口サイズが無難に出しやすい
和菓子なら干菓子や羊羹、洋菓子ならフィナンシェやクッキーなども◎。
あくまで「主役は会話」、お菓子は話のきっかけになる脇役として捉えましょう。
出し方の手順とちょっとした気配り
お茶とお菓子の出し方は以下の手順で行いましょう。
- お盆に茶器と菓子を並べて持参
- まず菓子皿を相手の右側に置く(左利きの人には左)
- 次にお茶を右側に置く
- 「どうぞ」とひと声かける
さらに一歩進んだ気配りとしては、以下のポイントも意識してみてください。
- 湯呑は持ち手側を相手に向ける
- 冷たいお茶の場合、コースターを敷く
- 複数人いる場合、目上の人から先に出す
日常では気にしない小さな所作が、来客時には印象を左右しますので、余裕があれば気にしてみましょう。
まとめ
来客時に大切なのは、心をこめたおもてなし。
お茶とお菓子の出し方に正解はありませんが、基本を押さえておくだけで、相手に「大切にされている」と感じてもらえる時間をつくることができます。
お茶の種類やお菓子の内容に迷ったら、季節感や相手の雰囲気に合わせて選ぶのがおすすめ。
ぜひあなたらしいおもてなしで、また会いたくなる“お茶の時間”を演出してみてくださいね。