飲み会で乾杯のときに飲まれることの多いビールですが、美味しいと思えない人もいるのではないでしょうか。
「なんでこんな飲み物が定番なんだろう」なんて、思ったことがあってもおかしくはありません。
独特な苦味や香りがあるため、「美味しくない」「まずい」と思う人も多いです。
本記事ではビールがまずく感じる原因や、美味しく飲むポイントについて紹介します。
美味しく楽しんで飲めるようになると飲み会がさらに好きになるので、ぜひ参考にしてみてください。
ビールがまずいと感じる原因
ビールはよく飲まれるお酒ですが、「美味しい」と感じる人もいれば「まずい」と思う人もいます。
ビールの持つ苦味がまずく感じる一因でもありますが、必ずしも味だけが原因ではありません。
よく挙げられる原因は、以下の3つです。
まずは、気に入らない理由を知っておくと良いでしょう。
順番に見ていきます。
原因1.苦味を脳が毒だと認識しているから
ビールには苦味があります。
今までに感じたことのない苦味を感じたときに「美味しくない」「まずい」と思う人も多いです。
独特な苦味は、香り付けに使われているホップという植物によるもの。
実は、本来苦味は毒の味なので本能的に体が避けようとしているのです。
毒を口にしたかのように、体から出すために防衛反応が働き、「まずい」と感じてしまいます。
したがって、飲み慣れていない人は「まずい」と思う人が多いです。
また、人間には以下の5つの味覚があります。
- 甘味
- 酸味
- 塩味
- 旨味
- 苦味
以上の味覚は舌にある味蕾(みらい)という器官が認識しています。
味蕾の数には個人差があって、味蕾の数が多い人は苦味をより感じやすいです。
原因2.体調が悪いから
体調が悪いときは、味の感じ方が変わります。
疲れているときや体調が悪いときは、苦味をより敏感に感じます。
より苦味を強く感じるようになるので、ビールをまずいと思ってしまうのです。
普段よりもビールが口に合わないと感じる場合やまずいと感じる場合は、体調が悪い可能性があります。
自分が気づいていなくても疲労が溜まっている可能性があるので、体調の変化に注意してみましょう。
原因3.飲み慣れていない味だから
ビールをあまり飲んだことのない人は、ビール自体の味に慣れていないという場合もあるでしょう。
飲み慣れていない味だと、「美味しくないな」「まずいな……」と思ってしまうケースはビールに限らず、他の飲み物でもあり得ることです。
「昔は苦手だったけれど、今は普通に飲めるな」なんて飲み物があう人もいると思います。
繰り返し飲むことで、体が安全なものだと理解できて「美味しい」と感じるようになる人も多いでしょう。
ビールは慣れてくると美味しい飲み物?
初めてビールを飲んだときに「美味しくない」「まずい」と思う人が多くいます。
その場合、飲み慣れていないだけで、繰り返し飲んだり歳を重ねると味に慣れてまずいと思わなくなるかもしれません。
美味しいと思えるようになるよくあるケースが以下の2つです。
- 歳を重ねると苦味を感じにくくなる
- 繰り返し飲むことで安全な飲み物と認識する
まず、歳を重ねることで舌にある味蕾という味を感じる器官が衰えます。
若い人は歳を重ねた人と比べると舌が敏感で味を強く感じる傾向があります。
加齢とともに舌が衰えてくると苦味を感じにくくなり、ビールの苦味が受け入れられるようになることも。
20代の頃はビールが苦くてまずいと感じていても、30代・40代になると不快な苦味ではなくなる可能性があります。
そして、最初はまずいと感じても繰り返し飲むことで体がビールは安全な飲み物だと認識を変えます。
繰り返し飲んでビールの苦味に慣れると楽しめるようになるかもしれません。
飲めるようになりたいなら、無理のない範囲で少しずつ慣れることが大切です。
ビールを美味しく飲む5つのポイント
繰り返しビールを飲むことで、ビールの味に慣れて美味しく感じられる人も珍しくありません。
その際、ビールを美味しく飲むポイントを押さえておくことも大切です。
ビールの飲み方が悪いため「まずい」と感じている可能性もあります。
ビールの美味しい飲み方を知って実践してみることで、ビールに対する抵抗感も薄れるかもしれません。
ビールを美味しく飲むポイントは以下の5つです。
ビールの飲み方も意識してみることで、よりビールの美味しさに気付けるでしょう。
順番に見ていきます。
ポイント1.好みのビールを探す
種類によってビールの味には違いがあります。
そのため、普段と違う種類のビールを飲むと美味しいと思うかもしれません。
例えば苦味やコクが強いものから、苦味やコクが少なくあっさりとしたビールもあります。
フルーティな味わいのビールもあるので、さまざまな種類のものを試してみると良いでしょう。
ビールの種類によってはシトラスの香りがするものや、独特の爽やかな香りがするものも。
いろいろ試せば好みの香りのビールが見つかるはずです。
ちなみに、発泡酒は安いですが初心者には不向き。
本物のビールを飲んでみることで本格的な味を楽しめます。
ポイント2.最適な温度で飲む
ビールは最適な温度に冷やして飲むことで、美味しい味わいになります。
一般的には、6〜8度にして飲むことが最適と言われています。
ビールがぬるくなると苦味が強くなるので、まずいと感じる原因になります。
気温が高く暑い日は、より冷やして飲むことで美味しくなるでしょう。
家でビールを飲むときは、ビールを注ぐグラスもあらかじめ冷やしておくと最後まで冷えたまま飲めます。
ポイント3.おつまみと一緒に飲む
ビールを飲むときは甘味や塩味などがあるおつまみも一緒に用意することで、ビールも美味しく飲めるでしょう。
おつまみなど味の濃いものと一緒に飲むことで、ビールの苦味が和らぎます。
ビールに飲み慣れていない場合は、ビールだけで飲むのではなくおつまみと一緒に味ってみてください。
ナッツやスナック菓子など好きなおつまみも用意することで、ビールも飲みやすくなります。
ポイント4.喉越しを楽しむ
舌でゆっくりと味わうのではなく、一気に飲んで喉越しを楽しむことがおすすめです。
ビールは強い炭酸と苦味で喉の渇きを潤すような飲み物です。
そのため、ビールが苦手な人やまずいと感じている人は舌でじっくりと味わうよりも喉で味わうことがポイントです。
舌で味わうのではなく、喉で味わって喉越しを楽しむようにすると良いですよ。
ビールが好きな人は「喉越しが良い」なんて言いながら飲んでいる人が多いでしょう。
ビールがまずいと感じる人は、無理に味わおうとせずに喉で楽しむようにすると良いです。
ポイント5.継ぎ足しをしない
ビールを飲むときは、グラスに継ぎ足しをしないことが大切です。
飲み会では周りの人のグラスに入っているお酒が少なくなったら注ぎたすようにしている人もいるでしょう。
しかし、ビールの場合は継ぎ足しをすることでグラスに入っていたビールがぬるくなっていきます。
味も悪くなってしまうので、なるべくグラスを空にしてから注ぐことで最後まで美味しいビールを飲めるはずです。
飲みやすい6つのビールカクテル
ビールに慣れるために、最初はビールカクテルを作って飲んでみることもおすすめです。
飲みやすいビールカクテルは以下の6つです。
自分で作れるビールカクテルなら、ビールの量も自分で調整できます。
気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。
シャンディガフ
シャンディガフは、ビールとジンジャーエールで割ったカクテルです。
グラスにジンジャーエールを注いでから同じ分量のビールを注いだら完成です。
ビールの苦味をジンジャーエールの甘さで和らげてくれます。
さっぱりとした味わいになるので、ビールが苦手な人でも飲みやすくなるでしょう。
レッドアイ
レッドアイは、ビールとトマトジュースで割ったカクテルです。
レッドアイ
ワイの好きなカクテル pic.twitter.com/aOG1rDQqn6— はしひめ🌙*゚ (@Hotodogu_police) November 14, 2020
グラスにトマトジュースを注いだら、同じ量のビールを注いで完成です。
トマトジュースの甘みとビールが混ざることで、フルーティな味わいになります。
フルーティなビールを飲みたい人におすすめです。
コークビア
コークビアは、ビールとコーラで割ったカクテルです。
グラスにコーラを注いでからコーラを加えると完成です。
コーラが好きな人は飲みやすいビールカクテルになるでしょう。
ビター・オレンジ
ビター・オレンジは、ビールとオレンジジュースで割ったカクテルです。
オレンジジュースの甘みと酸味がビールの苦味をカバーしてくれます。
すっきりとした味わいになるので、ビールカクテルの中でも比較的飲みやすいです。
パナシェ
パナシェは、ビールとサイダーで割ったカクテルです。
最近、わたしの流行り
パナシェ です#designthinking #beer #ビール #カクテル #パナシェ #お酒 #コミュニケーション #おつかれさま #炭酸 #初夏 #感謝 #ぷは #日々 #普通 #日常 #暮らし #素敵 pic.twitter.com/rKmxirkTA0— 𝑗𝑢𝑛𝑘𝑜 (@_j_u_n_o) June 6, 2019
ソーダではなく甘みのあるサイダーで割るので、ビールの苦味が軽減されます。
また、シャンディガフやコークビアよりもシンプルな味わいになります。
カシスビア
カシスビアは、ビールをカシスリキュールで割ったカクテルです。
アルコールで割っているので度数が高めになりますが、フルーティな味わいなので飲みやすいでしょう。
まとめ
ビールには独特の苦味があるので、「まずい」と感じる人もいます。
しかし、慣れてくれば美味しいと思えるようになる人も多いですよ。
美味しく感じるには、適した温度で飲んだりおつまみと一緒に飲んだりなど、飲むためのポイントを知ることがおすすめです。
何回か飲んで味に慣れれば美味しいと感じることもあるので、ぜひ挑戦してみてください。