【第1回薬膳茶コラム】日常にこそ取り入れたい!薬膳茶で心と体を健やかに

薬膳といえばどんなイメージを持たれるでしょうか。

実は、日本人にとって薬膳はとても身近な存在です。

むしろ、多かれ少なかれ誰もが日常に取り入れている民間療法の1つではないでしょうか。

そこで今回は、今日から活かせる薬膳の知識と、薬膳からみた身近にあるお茶の効能をご紹介します。

自身の体質に合った薬膳茶で、日常にゆとりが持てるヒントになれば嬉しいです。

目次

薬膳茶とは?

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薬膳とは、中医学の考え方をベースにした民間療法の1つであり、その人の体質と季節に合った料理を指します。

例えば、胃の調子が悪い時には胃に負担をかけるものではなく、お粥やうどんなど胃にやさしいものを食べる方が多いのでは。

胃が弱い人に対して、胃にやさしいものを食べ回復を促す料理。これも立派な薬膳です。

とはいえ、いつも体調に合った料理を考えるのは手間も時間もかかりますよね。

そこで、薬膳の効能を料理ではなくお茶で取り入れたものが薬膳茶になります。

最近はおうち時間が増えて健康志向が高まっていることから、日常に気軽に取り込める療法として注目を集めています。

薬膳茶のメリット

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薬膳を日常に取り込むと、自分の体調の特徴を知り「不調になる前の対策」ができるといわれています。

例えば、中医学の表現をするとめまいや耳鳴りは「血虚」からくるものとし、これが悪化すると精神不安や睡眠の不調が出てくる可能性が。

そういった体のサインを見逃さず、不調になる前の対策が普段のお茶でできるのであれば嬉しいですよね。

また、そういった対策が身近にあるお茶でできるのであれば、わざわざ薬を買ったりサプリメントを買う必要もありません。

薬膳茶は自分の好みに作れるので、無理なく楽しみながら続けられます。

日常に無理なく取り込みながら不調になる前の対策ができるのは、薬膳茶ならではです。

ちなみに、ハーブティーに関心がある人には、サントリーグループのハーブ専門店をオススメします。

身近なお茶の効能

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それでは、私たちの身近にあるお茶にはどんな効能があるのでしょうか。

ここでは、以下のお茶について見ていきましょう。

  • 日本茶
  • 紅茶
  • 烏龍茶(プーアル茶)
  • 麦茶(ほうじ茶)

それぞれの効能とオススメの飲むタイミングについてご紹介します。

日本茶

体の水分を増やし、こもっている余分な熱を取ってくれる効能があるといわれています。

主に体が火照っていると感じるときや、頭をスッキリさせたい、目の充血やイライラする時にもオススメしたいお茶。

殺菌効果も期待できるため、風邪予防に効果的です。

ただし、飲みすぎると体を冷やしてしまうのでご注意を。

紅茶

日本茶と違い、こちらは体を温める効能があるといわれています。

その昔、寒さでお腹を壊したときに飲む薬として重宝されていました。

なので、体が冷えたときやお腹が痛いときは特にオススメです。

また、体を温めてホッとリラックスしたいときにも飲んでほしいお茶。

こちらも殺菌効果に期待ができるといわれています。

飲みすぎると、体が火照ったり体の水分を少なくしてしまうのでご注意を。

烏龍茶(プーアル茶)

烏龍茶とプーアル茶は中国で多く飲まれるお茶ですが、主に消化を助ける効能があるといわれています。

烏龍茶は余分な油を流してくれる働きにより、ダイエット目的で飲まれる方も少なくありません。

声を仕事にしている人は、喉に必要な潤いまで流してしまいかねないので飲み過ぎには注意が必要です。

プーアル茶は食べたものの消化を助ける働きにより、こちらもダイエット目的だったり食べ過ぎたときの消化対策で飲まれる方が多く見受けられます。

空腹時の胃には負担がかかりやすいので、食後に飲まれることをオススメします。

麦茶・ほうじ茶

麦茶は日本茶同様、体の水分を増やし熱を冷ます効能があるといわれています。

反対にほうじ茶には紅茶同様、体を温める効能があるといわれいています。

ただし、日本茶や紅茶より体への刺激が少ないため、小さなお子さんからご年配の方まで、幅広い年代の水分補給にオススメしたいお茶。

夏は麦茶に、冬はほうじ茶に。季節によって飲み分けるのはいかがでしょうか。

まとめ

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薬膳とはその人の体質と季節に合った料理のことで、同様に期待できる効能をお茶で取り入れたものが薬膳茶です。

料理より日常に取り入れられる薬膳茶を続けることで体調悪化の予防ができるだけでなく、自分の体調の変化に気づきやすくなることは自分と向き合うきっかけにもなります。

身近にあるお茶の効能を知ると、お茶選びが楽しくなりますよね。

今回は基本的なお茶の効能をご紹介いたしました。

次回は、体質の特徴とオススメアレンジについてご紹介します!

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