ヘルシーでおしゃれなイメージがある抹茶。抹茶ラテや抹茶スイーツなどで気軽に楽しめる一方、「抹茶ってカフェイン多いの?」「飲みすぎると体に悪いの?」と気になったことはありませんか?
実は、抹茶には緑茶やコーヒーに匹敵するカフェインが含まれていますが、その作用や飲み方には工夫次第でメリットもたくさん。
この記事では、抹茶のカフェイン量・他の飲み物との比較・体への影響・適量・おすすめの飲み方まで、しっかり解説していきます。
抹茶のカフェイン量はどれくらい?
抹茶1杯(約2g)に含まれるカフェイン量は約60mgといわれています。
これはコーヒー1杯(100〜140mg)よりは少なめですが、煎茶(約30mg)より多いのが特徴です。
他の飲み物との比較(目安)
ここで、抹茶と他の飲み物のカフェイン量を比較してみましょう。
飲み物 | カフェイン量(1杯あたり) |
コーヒー(200ml) | 約100〜140mg |
抹茶(2g) | 約60mg |
煎茶(150ml) | 約30mg |
ほうじ茶・麦茶 | ほぼ0〜10mg |
※量や抽出条件により差があります。
なぜ抹茶はカフェインが多めなの?
抹茶は、茶葉をまるごと粉末状にして飲むお茶です。
通常の緑茶は茶葉をお湯で抽出するだけですが、抹茶は茶葉そのものを体内に取り込むことになります。
したがって、カフェインや栄養成分をダイレクトに摂取することになるのです。
抹茶に含まれる成分とその働き
抹茶の魅力は、カフェインだけではありません。次のような成分も含まれています。
- テアニン:カフェインの覚醒作用を穏やかにし、リラックス効果をもたらすアミノ酸
- カテキン:抗酸化作用・脂肪燃焼効果が期待できるポリフェノール
- ビタミンC・E:美容や免疫力に関わるビタミン群
- クロロフィル:デトックス効果があるとされる葉緑素
つまり、カフェインを含みつつも、他の成分がその作用をやさしく調整してくれるのが抹茶の魅力なのです。
カフェインによる効果と注意点
カフェインには良い効果も注意点もあります。
良い効果
良い効果は以下の通りで、勉強や仕事、ダイエットなどを頑張っている人には最適です。
- 集中力・記憶力を高める
- 眠気を覚ます
- 運動前に飲むと脂肪燃焼が促進される
注意点
以下のような注意点もありますので、摂取量やタイミングには注意が必要です。
- 空腹時に大量摂取すると胃に負担がかかる
- 寝る前の摂取は不眠の原因になる
- カフェイン感受性が高い人は、動悸・不安感が出ることもある
どれくらいまでなら飲んでいい?抹茶の適量目安
成人が1日に摂取してよいカフェイン量は400mgまでが目安とされています(健康な成人の場合)。
抹茶に換算すると6〜7杯程度。
ただし、カフェインはコーヒーやチョコレート、エナジードリンクなどにも含まれているため、他の摂取源と合わせて調整することが大切です。
妊娠中・子どもはどうする?
妊婦さんは1日200mg以下が推奨されており、抹茶にすると2〜3杯が上限の目安です。
また、小児はカフェイン感受性が高いため、できるだけ控えめにした方がよいでしょう。
おすすめの飲み方とタイミング
ここで、おすすめの飲み方とタイミングを見ておきましょう。
タイミング | 効果 | おすすめの飲み方 |
朝・午前中 | 眠気覚まし、集中力UP | 抹茶ストレート、お湯割り |
運動前 | 脂肪燃焼サポート | 抹茶+プロテイン |
食後 抗酸化・リラックス効果 抹茶ラテ | 抗酸化・リラックス効果 | 抹茶ラテ |
夜 | 注意点:不眠のおそれ | 飲まないか、少量を薄めたもの |
カフェインと上手に付き合うには
カフェインは「悪者」ではなく、使い方次第で生活の質を上げてくれる成分です。
抹茶は、コーヒーのような強い刺激ではなく、穏やかな覚醒感とリラックス効果のバランスが魅力。
ライフスタイルや体質に合わせて、無理のない範囲で楽しみましょう。
まとめ
抹茶は茶葉をまるごと摂取するため、カフェインは緑茶より多め。
コーヒーほど強くはありませんが、しっかりと覚醒効果があります。
テアニンやカテキンなど健康成分も豊富で、リラックス効果も期待できます。
1日2〜3杯を目安に、朝や運動前に取り入れるのがベストです。
特に妊婦さんやお子さんは量に注意しつつ、上手に取り入れてみてください。